無職

夜に海辺で船がぷかぷか浮いているのを見るだけの無職生活

歩いて3分で海です。

昼夜逆転生活をしているので夜に散歩に行くことが最近は増えています。

そこで行くのが海なんです。

その海は波のある方ではなくてボートを置いている大人しい海の方なんです。

水面は潮が少し動く程度でとても静かな夜の海です。

上を見上げれば星空

海を眺めれば街灯に反射した光がゆらゆら

そんな夜の海に浮かんでいるのはいくつものボートです。

それをただただ何となく眺めているだけです。

ぼくはとても飽き性です。

今流行りのビデオオンデマンドとかでアニメをずっと見ることができないタイプです。

YouTubeも1・2本見ると飽きて閉じてしまいます。

最近では本の集中力も減ってきたのです。

何となく人生が満たされているのです。だから情報を得ていこうとする気力が失っているのかもしれません。

でもね、でも、海は眺めていられるんです。

なーんも変化もなく面白味もありません。自然を眺めるというやつです。

でもねなんか面白いのです。

わらけてくるような面白さではないです。興奮するようなものもありません。

ただただ海をぼーっと眺める老人のようにいつも眺めているのです。

落ち着く

人生に落ち着きが見えてきた無料シェアハウスでの生活。

お金の不安も少ないし人間関係の不満も少ないです。

ストレスはほとんどない。

訳のわからないどこからきているかわからない不安は俄然消えませんが

基本的には心も安定している。環境も良く落ち着いた人生です。

良い人生だと思いますか?

過去のぼくからしたらとても羨ましい状況だと思います。

でもその状況になると何となくそこはゴールではないことがわかります。

というより「死ぬ」ときまでゴールは来ないってことが最近わかったような気がします。というかそんな答えに結論づきました。

求めていた到達点があるなら目指せばいいと思います。

頑張るのは楽しい。環境を整えていくのも楽しい。

でもいざ到達すると「なんかちゃうな」「なんかまだ向こうがあるな」となるのです。

到達した瞬間やしばらくは興奮状態になるのでまだまだ「納得」した心持ちになるのですが満足しないのです。

幸せになったのに、もっと、もっとと欲が出てくる。

それは素晴らしいものだと思いますがきりがありません。

足るを知るという言葉があります。今の状況に感謝をして足るを知るのが最善だと思います。

そういう感謝もするのですが「所詮、人」

欲の塊はすごいものです。

そんな欲の塊をさせてもらって理想に届いたとしても

それに感謝を申し上げたとしても

何だかまだまだほしいのです

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